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    創業時の新鮮な気持ちを受け継ぎ浜松らしい「地ソース」をつくりたい(鳥居食品株式会社・社長 鳥居大資氏)

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ご承知のように、木は呼吸します。木桶で熟成させることにより、まろやかなソースに仕上がるんですね。いまだに木桶を使用しているのは、全国でも数えるほどしかないと思いますが、おかげさまで昔ながらの手づくり感を打ち出すことができました。

また、ほとんどの工程が手づくりですから、やさしい味のソースになります。最もわかりやすいのは、香辛料ですね。パウダー状の原料を用いるのが一般的なのですが、私どもでは原形のまま使用しています。そうすることによって、パウダーに特徴的な尖(とが)った辛(から)さを防ぎ、辛さの奥にひそむ独特のうま味を引き出すことができる。もちろん、野菜や果実についても、可能なかぎり地元の契約農家から仕入れた新鮮な素材を使うようにしていて、ほとんどの工程が手作業で行なわれます。

一方、容器がガラス瓶に限定されてしまうのは悩ましい問題でしたが、新規の設備投資ができるほどの余裕がないのですから、ガラス瓶を使うしか選択肢がありません。重く、割れやすい点は不利ではありましたけれど、200ミリリットル入りの小さな商品を開発し、厚紙製のパッケージで側面と底面を覆おおうことにより、容器を保護することにしました。

▲スタンダード商品の『昔ながらの中濃ソース』(左)と『昔ながらのウスターソース』(右)。いずれも200ミリリットル入りで370円(税別)





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(株)名南経営コンサルティング
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